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次を決めずに辞めた私の体験談|後悔とその後のリアルな話

「このまま働き続けたら壊れるかも…」そう思っても、「次が決まってないのに辞めるのは不安」とブレーキをかけていませんか?

この記事では、実際に“次を決めずに辞めた”筆者のリアルな体験談をもとに、辞めた理由・その後の生活・後悔や変化について、フランクに本音で語ります。結論から言うと、辞めてよかった。でももちろん、楽な道のりではありませんでした。悩んでいるあなたの判断材料になれば嬉しいです。

この記事で分かること
  • 「次を決めずに辞めた」リアルな体験談を紹介
  • メリットとデメリット、感情の揺れを丁寧に解説
  • 金銭・精神面での事前準備や注意点もまとめて解説
  • 後悔を避けるための考え方と判断材料を提示
目次

次を決めずに辞めるのはアリ?リアル体験から見る結論

結論からお伝えすると、「次を決めないで辞める」という選択肢は“アリ”です。もちろん万人におすすめできるわけではありませんが、精神的に限界を迎えていたり、自分を見失ってしまいそうな人にとっては、それが最善の道であることもあります。私自身、無理して働き続けていたら心が壊れていたと思います。辞めたことで気づけたこと、立ち止まって初めて見えた景色がたくさんありました。

この記事では、体験談を通じて「辞めるべきか迷っている人」に向けて、辞めたあとにどんな現実が待っているのかを正直にお伝えします。後悔したこと、よかったこと、そして辞める前に準備すべきことまで網羅していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

実際に「次を決めずに辞めた」人の体験談

「転職先が決まるまでは我慢しないと…」と思っている方へ。私もかつて同じように悩んでいました。けれど、ある日ふと「もう限界だ」と感じた瞬間があったんです。そのときのことを、リアルにお伝えします。

精神的に限界だったから辞めた私の場合

当時、私は営業職で日々プレッシャーと数字に追われる毎日。成績が悪ければ上司から詰められ、休みの日も仕事のLINEが鳴る…。気づけば、朝起きると吐き気がして、ベッドから出られない日も増えていました。

それでも「次が決まるまでは辞められない」と思い込んでいたんです。でもある朝、鏡に映った自分の顔がまるで他人のようで…。ふと「このままじゃ壊れる」と感じて、出勤途中で会社に「辞めさせてください」と電話しました。辞表も用意していなかったし、何のプランもないまま、まさに“勢いで辞めた”んです。

もちろん不安はありました。でも、それ以上に「やっと終わった…」という開放感のほうが強くて。今思えば、あのときの決断が自分を救ってくれたとさえ感じています。

あの時は本当にギリギリでした…。でも辞めて心が軽くなった瞬間、ああ、間違ってなかったんだって思えたんです。

辞めて初めて気づいた「心の余白」

会社を辞めて最初の数日は、「何もしなくていい」ことに逆に戸惑いました。朝、アラームなしで起きる。LINEも鳴らない。プレッシャーもない。最初はそれが「怠けてる」ように感じて、自己嫌悪になりそうでした。

でも、数日たってやっと深呼吸できるようになったんです。近所のカフェでコーヒーを飲みながら、「空がこんなに青かったんだ」なんて思ったのも久しぶりでした。張りつめていた気持ちが、少しずつほぐれていくのを感じました。

それまでは「仕事がすべて」だった自分が、ようやく“自分自身”を取り戻していくような感覚でした。辞める前は、未来の不安ばかりが頭にありましたが、いざ辞めてみると「今この瞬間に立ち止まることの大切さ」に気づけたんです。

SNSでは「辞めても何も変わらない」と言う人もいますが、私にとっては心のリセット期間になりました。そして、これこそが次の一歩に向けての準備期間だったんだと思えるようになったんです。

辞めるまで「自分の時間」って何だっけ?って感じだったけど、心がふっと緩む感覚…本当に必要だったと思います。

次を決めずに辞めるメリットとデメリット

「とにかく今の職場から離れたい!」という思いで退職を決意した方の中には、次の仕事を決めずに辞める選択をする人もいます。その決断には自由と解放感という大きなメリットがある反面、不安や焦りと向き合うデメリットも。実際に体験してみてわかった現実と、心の動きをリアルにお伝えします。

自由な時間を得られたが、焦りとの戦いも

仕事を辞めて一番最初に感じたメリットは「自由」です。朝の満員電車に乗らなくていい、無理に笑わなくていい、誰にも急かされずに自分のペースで1日を過ごせる。この感覚は、長い間忘れていたものでした。

でも同時に、「何もしていない自分」への焦りも出てきました。世間は平日も動いているのに、自分は家にいて何もしていない。そのギャップが思っていた以上にプレッシャーになって、気づかないうちに心がざわついてくるんです。

特にSNSを見ると、友達が仕事の成果をアップしていたり、新しい職場に馴染んでいる様子を見かけて、つい比べてしまいました。「自分は置いていかれてるのかな」と感じてしまう瞬間も、正直ありました。

それでも「今は休む期間」と割り切って、ひとつずつ生活を整えることに集中しました。家の片づけをしたり、ゆっくり料理をしたり、散歩して季節を感じたり――そういう小さな積み重ねが、心の土台を作ってくれたように思います。

自由って幸せだけど、そこには「責任」もついてくる。休むって、実はけっこうエネルギーがいることなんですよね。

金銭的な準備と周囲の反応に要注意

「辞めてスッキリした」とはいえ、生活は待ってくれません。最初にぶつかったのは“お金の不安”でした。収入が途絶えると、どんなに節約しても家賃・光熱費・食費は確実に出ていきます。私は貯金が約40万円ありましたが、家賃や日用品、健康保険料などを差し引くと、実質3ヶ月が限界ラインでした。

加えて、失業保険は退職理由によって支給まで時間がかかります。私は自己都合退職だったため、待機期間と給付制限で約3ヶ月後にやっと支給開始。これを知らずに辞めていたら…と考えるとゾッとします。

そして意外に堪えたのが、周囲の反応。「なんで辞めたの?」「次どうするの?」「無責任じゃない?」という声は、親しい友人や親族からも飛んできました。悪気がないのはわかっていても、自分の中の迷いや不安が増幅されるような気がして、つらかったです。

このとき大切なのは、「誰の人生か」を見失わないこと。他人は口を出しますが、責任を取ってくれるわけではありません。自分の生活、心の状態を一番よく知っているのは、やっぱり自分です。

「次決めずに辞めるなんて無謀」って言われたけど、自分にとっては命綱だった。正解なんて、あとで自分で決めればいいんですよ。

後悔した?それともよかった?気持ちの変化

最初の1ヶ月は不安だらけだった

正直に言うと、辞めたことを一番後悔しかけたのは辞めてから最初の1ヶ月でした。自由なはずの毎日なのに、心の奥には「こんな自分で大丈夫?」「周りは働いてるのに…」という焦りがずっと残っていて、休んでいるはずなのに落ち着かない。そんな日が続きました。

実家に帰省したときも「次の仕事は?」「何か始めたの?」と聞かれるのが怖くて、なるべく家族と話す時間を避けるようになっていました。「次が決まってない」という事実が、まるで自分の価値を下げるような気がしてならなかったんです。

そんな中、唯一の救いだったのは、同じように「次を決めずに辞めた」経験者のブログや動画、SNSの投稿でした。「私も辞めました」「人生立て直せます」という声に、どれほど助けられたかわかりません。「自分だけじゃない」と思えるだけで、不安の半分は軽くなる気がしました。

辞めた直後は「これでよかったのかな」と何度も自問自答しました。でも、何もしない時間があったからこそ、本当の不安や本音に向き合うことができた。今ではそう思えます。

正直、最初は毎日が不安との戦い。でも、「あの時辞めてなかったら」って、今の自分を想像するとゾッとするんですよね。

転職活動で「自分軸」を取り戻せた

心の余白ができて少し落ち着いたころ、「そろそろ次を考えよう」と転職活動を始めました。でも、前とは違って“とにかく内定がほしい”という焦りではなく、「今度こそ、自分らしく働ける場所を探そう」という気持ちが芽生えていたんです。

まずは、自分が何を大事にしたいのかを見つめ直すところからスタート。ブラック企業に疲れ果てていた反動もあり、「働く環境」「人間関係」「残業の少なさ」など、“譲れない条件”を明確にしました。

自己分析をしっかり行い、応募する企業も厳選。面接でも無理に取り繕うのではなく、「これまでの経験から何を学び、今後どう働きたいか」を素直に伝えるようにしました。すると、不思議なことに以前よりずっと前向きな気持ちで面接に臨めたんです。

結果として、以前より条件の良い会社から内定をもらえました。「次が決まってないのに辞めるなんて…」という後悔は、ここで完全に吹き飛びました。自分の価値観を大切にして選んだ転職先だからこそ、今は充実して働けています。

あのときは“逃げ”だったかもしれない。でも、自分に向き合ったからこそ、“選ぶ力”が戻ってきた気がします。

次を決めずに辞める人が準備すべき3つのこと

1. 貯金・失業保険などの金銭的備え

次を決めずに辞める場合、一番重要なのはやっぱり「お金の準備」です。収入の目処が立っていない中で、家賃や生活費、健康保険・年金などの支払いは容赦なくやってきます。現実的には、最低でも3ヶ月〜半年分の生活費は確保しておくのが安心です。

また、失業保険を頼りにしている人も多いと思いますが、注意点があります。自己都合退職の場合、ハローワークに申請してから実際にお金が振り込まれるまでには約3ヶ月以上かかるケースも。しかも、全員がすぐもらえるわけではなく、雇用保険の加入期間や退職理由によっては支給対象外になることもあるんです。

そのため、退職前に以下のようなチェックをしておきましょう。

金銭的準備で確認すべきポイント
  • 固定費(家賃・保険・通信費)の見直し
  • 失業保険の申請条件・支給タイミングの確認
  • 家計簿アプリなどで支出を可視化する

「なんとかなるだろう」ではなく、「これだけあれば〇ヶ月は大丈夫」という根拠があるだけで、心の安心感がまったく違います。辞めたあとにお金の不安で動けなくなるのは本末転倒。しっかり備えておきましょう。

「辞めたあとの生活、なんとかなるかな…」って甘く見てたけど、リアルに3ヶ月で貯金が底をつきました。備え、大事です。

2.「辞めたあとどうしたいか」の仮プランを持つ

「辞めたあとは休む!」――それだけでももちろんOKなんですが、もう一歩だけ踏み込んで、「そのあとはどうしたいか」を少しだけ考えておくと、気持ちがグッと楽になります。目的があれば、焦りや不安に飲み込まれにくくなるからです。

たとえば、「ゆっくり自己分析してから働きたい」「いろんな業界を調べてから転職先を選びたい」「副業を試してみたい」など、ぼんやりとでも“仮の方向性”を持っておくことで、休んでいる自分を責めずに済みます。

実際、私は「半年以内には再就職するつもり」「でも今は一旦、疲れを取ることに集中しよう」と決めていました。そのおかげで、無駄な罪悪感に振り回されることなく、日々を過ごせたと思います。

辞めたあとの仮プラン例
  • 半年以内に再就職を目指す
  • 自己分析+資格取得に時間を使う
  • 異業種転職に向けてリサーチ期間とする

「目的がなければ辞めちゃダメ」という話ではなくて、“あくまで仮プラン”でいいんです。ざっくりしたイメージがあるだけで、「自分で自分の人生を動かしている」実感が持てるようになりますよ。

目的があると、休む時間も「未来のための時間」って思えるんですよね。方向が決まるだけで、不思議と焦らなくなりました。

3. 周囲の声より自分の限界を信じる勇気

「まだ若いんだから我慢しないと」「辞めてどうするの?」「無責任じゃない?」――次を決めずに辞めるという選択に、こうした言葉が飛んでくることも少なくありません。特に、家族や会社の同僚など“身近な人ほど厳しい声”をかけてくるものです。

でも大切なのは、「今、自分が限界だと感じている」という事実です。他人にとっては大丈夫な状況でも、自分にはもう無理かもしれない。その感覚を押し殺して無理を続けることこそ、最も危険な選択です。

私も辞めたとき、周りから「逃げた」と言われるのが怖くて仕方ありませんでした。でも、心と体の悲鳴を無視し続けるほうが、自分にとってよっぽど“裏切り”だったと思います。

限界を見極めるサイン
  • 朝、布団から出られなくなる
  • 食欲・睡眠に異常が出る
  • 「死にたい」がふと頭をよぎる

こうしたサインが出ているなら、他人の意見よりもまず、自分のSOSを優先すべきです。辞めたあとのことは、その後に考えても遅くありません。あなたの人生を守れるのは、あなた自身だけです。

あのとき“逃げる勇気”を持てて、本当によかった。壊れてからじゃ遅い。心の声って、ちゃんと聞いてあげるべきなんですね。

【まとめ】辞める前に読んでほしい言葉

「次を決めずに辞めるのは無責任」「逃げちゃダメだ」――そんな言葉に縛られて、限界を超えてしまう人が本当に多いです。でも、限界を超える前に立ち止まることは、弱さではなく“勇気”です。

私自身、「辞めたあとの不安」と「このまま働き続ける恐怖」のはざまで何度も揺れました。どちらも怖かった。でも、あのとき辞めるという選択をしたことで、今こうして前向きに語れる自分がいます。

人の数だけ正解があります。誰かの価値観や常識に合わせる必要なんてないんです。少しでも「もう無理かも…」と思ったあなたの心の声、それは決して間違っていません。

「逃げるは恥じゃない。自分を守る立派な行動」。自分の人生を守るために、どうか“自分の決断”を大切にしてくださいね。

自分を大事にするって、思ってるより難しい。でも「辞める」って選択も、立派な“自分を守る手段”なんだって伝えたいです。

よくある質問

次を決めないで辞めるのはやっぱり無謀ですか?

無謀とは限りません。精神的・身体的に限界を感じているなら、「辞める」ことは自己防衛として正当な選択です。ただし、金銭的な備えや生活設計がないまま勢いだけで辞めると、後で苦しむリスクもあるため、最低限の準備をおすすめします。

辞めたあと、何から始めればいいですか?

まずは「休むこと」が大切です。心と体をリセットしたら、自己分析や興味のある業界のリサーチ、生活費の見直しなど、できる範囲から少しずつ行動していきましょう。焦らず、自分のペースでOKです。

後悔しないためにはどうすればいい?

「なぜ辞めたいのか」「辞めたあとにどうしたいのか」をできるだけ具体的に言語化しておくことが後悔防止に繋がります。また、先に同じような体験談を読むことで、客観的に判断できる材料も増えますよ。

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